【動画】水彩で風鈴の描き方~日本の夏の風物詩~
今回は、日本の夏ならコレ!な風鈴を描いてみました。
軒先にぶらりと揺れる様子を描いてみてくださいね^^
透明水彩を使用した「風鈴」の描き方動画
今回は、風鈴と言ったらあの涼やかな音がとても魅力的。
イラストを見たときに、あのチリーンとした音が聞こえてくるように、
風鈴が風を受けているシーンを描いてみました。
朝顔の柄を描いていますが、
金魚や花火など、お好みの柄にして描いてみてくださいね♪
風鈴の各部の名称を知ろう。
風鈴もいくつかのパーツで構成されているので、
構成を分析することでさらにリアリティを追求することができます。
風鈴の名称:鐘・外見
ドーム部分を鐘、外見(そとみ)と呼びます。
ガラスや青銅、鉄など様々な素材で作られています。
風鈴の名称:舌(ぜつ)・振り管(ふりくだ)
ガラス棒の部分を舌・振り管と呼びます。
風鈴の名称:短冊
舌から紐でつながっている紙は短冊と呼びます。
風鈴の音が鳴る仕組み
短冊が風を受け、短冊が揺れることにより
舌が鐘に当たります。
その時に当たる音が、風鈴の涼やかな音を奏でています。
風鈴の歴史
風鈴は、中国では「風鐸(ふうたく)」という道具でした。
竹林に下げ、風の向きや音の鳴り方で物事の吉凶を占うものでした。
日本には、奈良時代に中国から遣唐使によって伝来しました。
日本では「ガランガラン」という音が「病や邪気を運ぶ災いの強風」から身を守るものとして広がったのです。
仏教とともに伝来したもので、今でも神社やお寺部分で見ることができます。
この頃、名称が風鐸から風鈴へと変わっていきました。
後に、江戸時代になるとガラス製のものが出てきました。
享保年間(1700頃)と言われています。
今の値段に換算すると、200~300万円ほど。
後に、長崎のガラス職人が大阪や京都、江戸にて興行しながら伝わっていきました。
ガラスが安くなるのは天保以降です。
庶民の間でも風情を味わう娯楽として流行していきました。
今回の使用画材
ホルベイン アルビレオ水彩紙 A-PCP 中目 218g ポストカード 50枚入りパック
W&N コットマン水彩 ハーフパン 40色スタジオセット
ぺんてる みず筆 アクアッシュ