こんにちは、つぶです。
今回は、アクアリウムをやるなら用意して欲しいのがこのヒーター。
そんなヒーターのお話です。
アクアリウムにヒーターはなしでも大丈夫?
まず、水槽用のヒーターとは、水槽内の水温を一定に保つために導入する水中に設置するタイプのヒーターです。
熱帯魚は文字通り熱帯に生活する観賞魚なので、水温が低いと飼育が難しいです。
コリドラスやエンゼルフィッシュ、プレコなどの熱帯魚にはまず必須です。
ショップ購入の際は店員さんに何度くらいにヒーターを設置すれば良いか。
ネット購入の場合は、生体のページにどのくらいが適温かを買いてくれているところも多いです。
基本的には、23〜26度あたりの水温にしてあげたいところです。
あまりに水温が低いと病気になりやすかったり、最悪☆になることも。
そんなわけで、できるだけ生体に負担をかけずに飼育意していくためにヒーターを設置します。
そのため、基本的にはヒーターが必要ですが
メダカやドジョウ、金魚などの日本のお魚たちは
日本の気温で生きているため、ヒーターが必須でない種族もいます。
アクアリウムのヒーターでおすすめなのは?
ヒーターには、大きく分けて二つのタイプがあります。
- ヒーターとサーモスタットが一つになっている一体型
- ヒーターとサーモスタットが別々になっている分離型
※サーモスタットとは、自動的に温度が均一になるように調整するための装置。
①一体型タイプは②分離タイプに比べると安価。
配線は一本で水槽内でスッキリ設置できます。
水温を固定するタイプが多いです。
配線は一本で水槽内でスッキリ設置できます。
②分離型タイプは①一体型タイプに比べると高価。
ヒーターとは別に温度センサーを水槽内に設置するので配線が増えます。
水温をダイヤルを使って調整できるものが多いです。
水温を調整できると、水温が低いことによる体調不良を緩和させてあげることもできるのでおすすめです。
また、①一体型タイプだとヒーターが寿命を迎えたら丸々交換になりますが、
②分離型タイプのヒーターとサーモスタットが別々であれば、
ヒーター部分だけ新調し、サーモスタットは引き続き使うことができます。
サーモスタット接続用ヒーターは、温度調節機能がないため
間違えて単体で使うことがないよう注意しましょう!
それぞれのご家庭の水槽や好みによるかと思いますが、
我が家ではどちらのタイプも使っているので
どちらもおすすめです^^
一体型 | 分離型 | |
費用 | 安め | 高め |
新調する時 | 全部新調。 | ヒーターのみ新調。 サーモスタットは継続使用可能。 必ずサーモスタットに接続して使用すること。 |
配線 | スッキリ1本 | 3本(水槽内2本、コンセント1本) |
温度変更 | 一定温度が多い。 商品によっては可変できるものもある。 |
可変温度が主。 |
ヒーターは小型?大型?水槽合わせた大きさの選び方
ヒーターはワット数が違うので、自分の水槽の大きさにあったワット数を選びましょう。
店頭であれば商品のパッケージに、通販であれば商品のページに記載してあるので
自分の水槽の大きさを確認して購入しましょう。
参考ワット数はこちら
ヒーターのワット数 | 水量 | 水槽の大きさ |
50w未満 | 10L以下 | 小型水槽 |
50w | 20L以下 | 小型水槽 |
80w | 30L以下 | 30cmキューブ水槽 |
100w | 40L以下 | 45cm水槽 |
120w | 48L以下 | 45cm水槽 |
150w | 60L以下 | 60cm水槽 |
200w | 100L | 70cm水槽 |
300w | 150L | 90cm水槽 |
500w | 200L | 120cm水槽 |
ヒーターの設置場所は?
ヒーターを設置する場所は、水流があるところにします。
水流により、水槽内の水は循環し、温められた水も循環するためです。
循環しない場合、一部の温められた水だけを感知し温めをやめてしまうことがあります。
基本的には、水槽の底面に置くことになります。
ヒーターは縦置き?横置き?
ヒーターは、縦置きの商品と横置きの商品があります。
商品パッケージにどちらなのか記載してあるはずなので
自分の好みの方を選びましょう。
横置きのヒーターなら、濾過器の近くの水が循環する底面に置きます。
ボーンと置いてしまって大丈夫です。
低床材に埋もれないように注意しましょう。
アクアショップに行くとよくある、あの感じにします。
縦置きのヒーターは、水槽の側面にキスゴムでつけます。
縦置きヒーターを使ってみた感想としては、
低床の掃除や水替えのため、水槽内の水を抜く際には
ヒーターが出てこないように注意が必要です。
小型水槽での使用が多いと思いますので、
少ししか水を抜いていない感覚でも
あっという間に水位が下がって気がついたら空焚きしていた。
なんてことにならないようにしたいです。
ヒーターのカバーって必要なの?
個人の感想ですが、ヒーターのカバーは外して使っています。
以前飼育していた小型熱帯魚がカバーに入ってしまって
出られずに焼き魚になってお星様の元へ
という悲しいストーリーがあったためです。
お魚さんたちも、ヒーターが稼働し始めたら
自分で泳いで移動するので、
カバーによる火傷防ぎ目的は考えないで良いと思いました。
カバーに挟まって起こる不慮の事故の方が怖いため、
我が家ではカバーは外して使っています。
飼育する熱帯魚によってはカバーをしたほうが良い場合もあると思いますので、
心配であればお迎え時にショップ店員さんに尋ねてみると良いかと思います。
ヒーターの寿命はどのくらい?
ヒーターは1年で交換しましょう、とも言われていますが
2〜3年もっている、という人もいます。
私もそうで、空焚きして壊してしまうなどせず
大事に使用していけば3年程度は持ちます。
一つに、ヒーターは冬だけのものと思われがちですが、
夏の間もずっと、一年間ずっと水槽に設置しておくこと。
これは、夏場のクーラーにより室内温度が下がることによって
水温が下がることがあるからです。
クーラーで下がった分、足りない分はヒーターで温めることができます。
使わない電化製品って次に使おうとしたら
既に使えなくなってるってことありますよね。
ヒーターも同じで、うちのヒーターも年中入れっぱなしにしていますが、まだまだ現役で使えそうです。
しかしながら、ヒーターは消耗品であること。
温度管理は生体の命に関わることを踏まえ、
予備の用意と日頃からきちんとヒーターが稼働しているかはチェックしたほうが安心です。
水槽には温度計を設置し、必要以上に水温が上がっていないか、または不可動による水温の低下がないかはみていた方が良いですね。
ちょっとでもおかしいな?と思ったら新品に変えてしまった方が安全です。
実際に水槽内にヒーターを設置してみよう!
最後に、実際に水槽内への設置のお話をします。
まず、ヒーターは水中以外では熱くならないようにセーフティ機能が付いているものが一般的になりました。
そのため、必ず水槽内に水がある状態で、
ヒーターが水面に出てこないように
ヒーター自体が全面水に浸かるようにしてからコンセントを指します。
この時、ヒーターがきちんと稼働しているかどうか。
水温計を見ながら確認してください。
ヒーターは、一気に水温を上げていくのではなく、
徐々に上げていくので
ゆっくりと気長に待ってみてくださいね。
また、水槽のリセットなどで水槽からヒーターを取り出す場合は
30分以上前からコンセントから外しておきます。
時間が経過してから水槽から出しましょう。
再度設置する際には、必ず水中に入れてからコンセントを指してくださいね。
詳しくは、商品のパッケージや説明書に書かれているので
よく読んでから行うと順調に設置できるはずです!
まとめ
- ヒーターには一体型と分離型がある。
- ヒーターはワット数があり、水槽、水量に合わせて用意する。
- カバーは小型の熱帯魚の場合は外した方が事故が少ない。
- ヒーターの設置場所は必ず水流のあるところにする。
- 必ず水槽内の水中に全身浸かった状態でコンセントの抜き差しを行う。
最後に、冬場の電気代をちょっとでも抑えるなら、
やっぱり最強はエアコンとの共存。
寒くてお部屋にヒーターを入れますよね。
そうすると、お部屋が暖まり水温も下がりにくくなるので
ヒーターの稼働が減り、トータルで見ると
電気代が多少は緩和されるはずです。
特に、水槽が複数あるお家ならエアコンを入れるのはおすすめです。
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