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木の葉を描く
イチョウを描く
①扇型を描く
イチョウは扇型をベースに描いていきます。
②葉の付け根を描く
①と②は下書きになるので、鉛筆など消せるもので描きましょう。
③葉の切れ目を描く
イチョウは、雄の木と雌の木があります。
雄の木は切れ込みが深く入っています。
上のイラストのような感じですね。
雌の木は切れ込みが浅く、見分けられないほど。
切れ込みのないイチョウも一緒に描くとさらによくなりますね。
銀杏が落ちている街路樹だと、雄雌交互に植えてある場合が多いと思うので観察してみると面白いですよ。
下書きができたらペン入れをします。
④色を塗る
若いものは緑の青々とした葉っぱ、のちに黄色くなります。
緑や緑と黄色の混色、黄色といった塗りができますよ。
慣れてきたら一気にアウトラインだけを描くようにするとスピードアップします。
扇の開きを180度近くしたり、または狭くしたり。
切り込みを浅くしたり、深くしたりすることでバリエーションを出すことができます。
紅葉を描く
①アタリを描く
紅葉は、全体の大きさと中心を決めてから描きはじめます。
②中心を決める
葉の真ん中あたりにするとバランスよく描けます。
ガイドラインなので、深く考えずに決めて大丈夫です。
こちらも①、②は下書きなので消せる鉛筆で描きましょう。
わかりやすくするために丸を点線で描いていますが、実際に描くときには実線で構いません。
③〜⑤しずく型を描く
中心の点をベースとして尖ったしずく型を描いていきます。
真ん中の一番メインとなる部分は大きく、二番目に描く左右の部分は中くらい。
三番目に描く一番下の二つは小さめに描くとバランスよくかっこよくかけますよ。
⑥葉のつけねを描く。
⑦葉に線を描く
葉脈全部を描いてもいいのですが、イラストにしては線が多すぎて汚く見えてしまう場合もあります。
省略して真ん中の一本だけ描きました。
⑧色を塗る。
紅葉している色はもちろんですが、夏は青々しい緑であったり、赤くなる前に黄色くなったりしますよね。
色々な色で塗ってみましょう。
木の実を描く
簡単そうに見えるけど、ちゃんと帽子を被ってるように描かないとどんぐりに見えないから難しいんだよ。
コツを説明するから、一緒に描いてみようね。
どんぐりを描く
どんぐりは身の部分から描いていきます。
①楕円を描く。
この円で身の形を決めます。
②帽子の基準になる線を引く。
帽子がどの位置にくるかを決めます。
上にすると小さい帽子、下にすると深い帽子にすることができます。
③帽子を描く、身を尖らせる。
この時に、実に帽子が被っていることを意識して帽子を一回り大きめに描きます。
帽子自体に厚みがある事が多いので「ちょっと大げさかな?」くらいの大きさで描くと可愛くなります。
線を引いただけでそこにヘタを描いてしまうと、ヘタを取った時に実が変形してしまうので気をつけましょう。
ここで、どんぐりの身の先っぽをちょっと尖らせてあげるとさらにディティールアップしますよ。
④ヘタを描きます。
ヘタの形も「真上にちょこん」だけでなく、真上に行った後に横に伸びてもいいです。(T字になる)
実物や写真を見ると枝つきのものもあるので参考にしてください。
⑤色を塗る。
実の部分はすべすべなのでツヤツヤ感が出るように塗ります。
帽子の部分はザラザラしているので、ペンを立てて点々で塗るようにしました。
素材の質感に合わせてペンの使い方を変えるようにしましょう。
今回はこの形のどんぐりにしましたが、どんぐりも縦に長細いものだったり、背の低い丸っこいものもあり、はたまたいろんな色のものがあるので色々バリエーションを増やして描けますよ。
松ぼっくりを描く
松ぼっくりは手がかかる子ですね。
今回はリースに使いたかったので、綺麗に見える面を描こうと思いまして上からみたところにしました。
カサが開いている松ぼっくりが好きなので、写真をみながら描いてみました。
①丸でアタリを描く
全体の大きさを決めます。
②中心となる点を決める。
正面をどこにするか点を描いて決めておきます。
また、どの向きで描くか線を引いて決めます。
③丸を描く。
木になっている状態では、一番先の部分を描くことになります。
これを1段目とします。
④三角を描く。
2段目になります。
ここでは、開いた時に見える面を描いています。
3個描いてみました。
⑤3段目を描く。
2段目で描いた三角の間にくるように三角を描いていきましょう。
⑥4段目以降の三角を描く。
以降の段も前の段で描いた三角の間に、三角を描いていきます。
最初に描いたアタリがいっぱいになるくらいまで繰り返します。
⑦三角から線を引く。
三角はてっぺんの部分に当たるものなので、三角から線を引っ張って中心から繋がっているところを表現しましょう。
三角の足元から中心に向かって繋げます。
この時、2段目から、上になる順に引いていきます。
重なりを意識していきましょう。
⑧繰り返し線をひく。
暗くなる部分は塗りつぶし明暗をつけました。
暗くなる部分を最初から塗りつぶすと仕上がりもハッキリとした色合いになり綺麗です。
⑨色を塗る。
三角の部分は色を明るくし、奥に行くほど暗くなるように塗ります。
難しいけど、これを覚えておくと、他の花を描くのに応用もできるよ。
薔薇とかそのうち描きたいでしょ?
秋のレースを描こう
①丸でベースを描く。
最初にアタリを描いて、バランスよく設置していきます。
②メインとなる素材を決める。
どんぐり、もみじ、松ぼっくり、イチョウの順にすることにしました。
③〜⑥メインとなる順から、どんぐり、もみじ、松ぼっくり、イチョウの順に位置を決める。
一番目立たせたいどんぐりを上下に設置しました。
中でも、下のどんぐりを見せたいので、ハイライトを入れてツヤツヤにし目が行くようにしました。
それぞれのモチーフを対角線上に設置し、鮮やかな色でアクセントになりそうなもみじを四箇所、一個でボリュームのあるモチーフである松ぼっくりを2箇所に設置。
すると他の箇所が空白になるので、空白部分にイチョウを散りばめました。
イチョウは出来るだけ同じ向きにならないように、流れを考えながら配置します。
⑦ペン入れをする。重なりを考えて手前のものから進める。
インパクトがあり、描き込みが必要な松ぼっくりから手をつけたくなりますが、一番上に来る部分、手前のどんぐりから着手していきます。
どの工程でもどの部分が一番上に来るか、を考えながら作業していきます。
⑧色を塗る。
モチーフごとに色を決めて塗る方法もありますが、ここでは同じモチーフでも色合いをちょっとずつ変えながら、別の表情になるように塗りました。
秋の色なので紅葉している色がメインにはなりますが、ちょっと緑を入れることで画面がパリッと引き締まって良い感じになります。
仕上げに、ちょっと色味が寂しかったので最近よく見かける赤くて小さな実を書き足しました。
これは丸を描いてハイライトを足したものです。
簡単に華やかになるのでお試しください。
まとめ
いかがでしたか。
意外と、華やかになるんですよ秋色のリース。
もっと素材を増やしたり、逆に減らしたりしていろんなバリエーションを考えてみてください。
黄色や茶色のリースに他の色が入ってもきっと綺麗なリースになるはず。
今年の秋は植物モチーフでリースを作ってみませんか?
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